動画
メール・Web・SNS向けに動画を圧縮する方法
動画容量を減らすときの解像度、ビットレート、コーデック、音声、ブラウザメモリを実用的に解説します。
設定より先に用途を決める
メール添付、商品ページ、メッセージアプリ、SNSでは容量制限と再生環境が異なります。対応形式、最大容量、推奨サイズ、時間制限を確認します。サービス側で再圧縮される場合、巨大なマスターを送っても必ず高品質になるとは限りません。
元ファイルは変更せず、配信用コピーを作ります。長さ、縦横サイズ、フレームレート、容量を記録し、圧縮結果を判断する基準にします。
容量を決める要素を理解する
長さとビットレートが直接的な要素です。同じ程度のビットレートなら10分は5分の約2倍になります。ピクセル数とフレーム数が多いほど情報量も増えます。速い動き、ノイズ、雨、多数のカットは静止スライドより圧縮が難しくなります。
音声も容量を使い、小さなメール添付では割合が大きくなります。ステレオ音楽は会話より高い音声ビットレートが必要な場合があります。不要な音声トラックを削除すれば映像を変えずに削減できます。
互換性のあるコンテナとコーデックを選ぶ
H.264映像とAAC音声のMP4は、ブラウザ、スマートフォン、メッセージ、パソコンで広く再生できます。WebMはWebで効率的ですが、実際の配信先で確認します。MOVは編集に便利でも、共有時に必ず高品質とは限りません。
MP4などのコンテナは映像と音声を格納し、コーデックが圧縮を行います。拡張子を変えるだけでは変換になりません。組み合わせ全体をテストしてください。
解像度とフレームレートを意図的に下げる
小さな記事欄やスマートフォンで見る4K映像は、サイズを下げても実用上の差が小さい場合があります。縦横比を保ち、実際の表示サイズに合わせます。
フレームレートは自動的に下げないでください。会話、スポーツ、ゲーム、速いカメラ移動では影響が異なります。動きの多い部分で確認します。
代表的な短いクリップで試す
顔、文字、動き、影、大きな音を含む短いサンプルを作ります。ブロック、動きのにじみ、色の段差、読めない文字、歪んだ音を確認し、必要なら品質や解像度を少しずつ上げます。
1分あたりの容量を比較し、配信先で再生できるか確認します。SNSでは非公開テストにより、サービス側の再圧縮後も確認できます。
メモリを確保してダウンロードを確認する
端末内処理は対応ファイルをアップロードしませんが、メモリを多く使います。不要なタブを閉じ、スリープを防ぎ、大きな処理は1件ずつ実行します。非常に長い動画はデスクトップアプリが適する場合があります。
ダウンロードを別のプレーヤーで開き、最初、中間、最後、同期、向き、長さ、音声、字幕、重要な文字を確認してから実際にアップロードします。元ファイルは保管してください。目標は単に最小ではなく、用途先で内容が明確に伝わる最小容量です。